最近のトレンドは冷凍グルメだと聞き、どんなものがあるのかと検索したところ、冷凍にぎり寿司を売っているショップをみつけた。
唐戸市場の店で、楽天に出店しているショップである。
この店の寿司は唐戸市場で食べたことがあり、ネタが大きく美味しかったという印象が残っている。
冷凍にぎりとはどんなものか興味を持ち、ものは試しにと購入した。
ネタが冷凍で来るのは普通であるが、シャリも冷凍であった。

両者とも自然解凍し、シャリの上にネタを乗せると、こんな感じで握り寿司の完成である。


食べると思ったより美味しいが、やはり冷凍の限界を感じた。
もっともがっかりしたのはネタの薄さで、特にマグロは廻る寿司屋より薄いネタであった。
唐戸市場で食べる握り寿司のネタはシャリより大きいと感じるレベルの厚みと大きさである。
興味津々で買ってみたが、自然解凍をするもどかしさを考えると、美味しい刺身を買ってきて、寿司米を作り、手巻き寿司を食べたほうが良いことに気付く。
冷凍寿司を買ったそもそもは、将来、食事が作れなくなった時のことを考え、一時期ワタミ等の宅配弁当を取ったものの、事前に申し込まなければならないとか、配達当日は家にいなければならないとか時間的制約が大きく、その制約がない冷凍食品が便利では無いかと考えたからである。
それに加え、ワタミ等の宅配弁当には一種の侘しさを感じており、その侘しさが少ない冷凍食に目を付け、チャレンジを始めた次第である。
コロナ禍がきっかけの冷凍グルメには、きっと美味しい食べ物もあるはずである。
冷凍寿司は失敗したが、冷凍技術の進歩に期待して、また別の冷凍食品にチャレンジしようと思う。
