ドン・マジョ

銀座パウリスタのコーヒーが気に入り、毎月定期コースのお取り寄せを始めた。

森のコーヒー+毎月のお勧めコーヒーのセットである。

1月のお勧めコーヒーは「ドン・マジョ」であった。

「ドン・マジョ」という表現から、魔女のように妖しい魅力の漂うコーヒーの名前かと思ったが、同梱されている小冊子を見ると全く異なっていた。

コスタリカのドン・マジョというマイクロミルで作られたコーヒー豆のことを言うようである。

マイクロミルとは、コーヒーの精製所のことである。

資金力の乏しいコスタリカのコーヒー農家の人達が、自分達が丹精込めた作ったコーヒーを販売しようと、自分達が作れる専用の小さな製油所を作った。

この 小さな精製所をマイクロミルと言うそうだ。

コスタリカのコーヒー農家の人達の情熱が込められているコーヒー豆なのである。

こうしてマイクロミルで乾燥までされたコーヒー豆をパウリスタが購入し、豆を煎り、販売している。

パウリスタで販売されているドン・マジョは浅煎りで、やや酸味系のあっさり味で私好みの美味しいコーヒーである。

不思議なことに、このコーヒーもコーヒー独特のえぐみが残らない。

色々と買うコーヒーを変えてきたが、もう浮気はしない。

パウリスタ一本で行く。

そして、コーヒー豆の裏に潜んでいる色々なストーリーを楽しみながら、より深くコーヒーを楽しもうと思う。

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縁は異なもの 森のコーヒー

銀座パウリスタで飲んだ「森のコーヒー」はとても美味しいコーヒーで、飲みたい時に飲むことが出来れば、さぞかし幸せなことだろうと思っていた。

ある日、よく来る通販カタログに同封されて、「森のコーヒー」のチラシが入っていることに気付いた。

毎月定期コースのお取り寄せの案内である。

そう言えば、以前からこのチラシは来ていたが、コーヒーは嗜好品なので味もわからず買うものではないと思っていたので、気にも止めていなかった。

然し、美味しいコーヒーだとわかった今となっては、ほおってはおけない。

逆に我が家でもあの「森のコーヒー」が飲めると思うと嬉しくなる。

何という巡り合わせなのだろうか。

偶々、東京に行った折、興味を惹いたパウリスタに行ったことがきっかけとなったのである。

私は早速、毎月のお取り寄せを開始した。

お取り寄せの内容は、森のコーヒー:200gと月替わりコーヒー:160gの二つのコーヒーのセットである。

1月から取り始め、森のコーヒーを手に入れる。

全神経を集中させてコーヒーを入れた。

パウリスタで飲んだ味が、そのまま伝わってくる。

酸味系のシャープな味だ。

これから東京に行かなくても、この味が楽しめる。

何と幸せなことだろう。

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カフェーパウリスタ

カフェーパウリスタは銀座8丁目にある老舗喫茶である。

1911年創業というから、老舗中の老舗である。

以前から行きたいと思いながらも、その思いを果たせずにいたが、今回やっと初めて訪れた。

いったん廃業したパウリスタであるが、1970年に現在の場所で営業を再開させたようである。

雰囲気のある店構えである。

ゆっくりくつろげるよう、一番奥の席につく。

壁には落ち着いた老舗の雰囲気が漂う。

アメリカンクラブサンドセットを注文。

コーヒーはパリ祭をチョイス。

アメリカンクラブサンドは、今風のこってりした味ではなく、あっさりとして嫌みのない味である。

またパンの焼き加減が微妙にマッチしとても美味しいアメリカンサンドに仕上がっている。

最近のサンドウィッチは、どこも個性を出そうとする余り、本来の味を損ねているように思えてならない。

パンもさることながら、それ以上にコーヒーが美味しい。

筆舌に尽くしがたい美味しさと言っても過言ではないくらい美味しい。

若干の酸味にプラスして、さらっとした苦みとのバランスは絶妙で、味はまろやかそのもの。

飲んだ後、口に残るコーヒー独特の一種のエグみがまるでない。

日本の店のほとんどのコーヒーが苦みが強いと感じるので、酸味系が好きな私は、自分で好みのコーヒーを淹れるようになって以来、外でコーヒーを飲むことがほとんどなくなった。

おまけにチェーン店ばかりで、昔でいう純喫茶がなくなり、落ち着いてコーヒーを味わえる店もなくなっている。

でもパウリスタは違う。

こんな美味しいコーヒーを飲ませてくれるのなら、毎日来ても良い。

コーヒーのおかわりができたので、次はお勧めと書いてあった森のコーヒーを頼んだ。

こちらのコーヒーは、パリ祭より、酸味を全面に出し、味もシャープでパリ祭とは趣が異なっていたが、やはり美味しいコーヒーであった。

飲んだ後の一種のエグみがない点も同じ。

場所は資生堂パーラーの道向かいなのに、なぜこんな美味しいコーヒーを出す店に行かなかったのだろうかとちょっぴり後悔した。

でも美味しいコーヒーを知った限りは、東京に遊びに行ったときは、必ずカフェーパウリスタに行こうと思う。

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神戸小旅行 布引ハーブ園

神戸小旅行の3つ目の目的は妻を布引ハーブ園に連れて行くことである。

前回、友達に連れていってもらった素晴らしいハーブ園を見せたかったからである。

妻なら絶対気に入るという自信があったが案の定すっかりお気に入りになったようである。

布引ハーブ園へはロープウェイに乗る。

山麓駅をスタートし、スタイリッシュなロープウェイから天に向かって進む。

眼下には神戸の街が広がっている。

中間駅を通過し、頂上駅に到着。

きれいな花が出迎えてくれる。

いっぱいの花が咲き乱れているなかで、ちょうどバラが最盛期である。

是非庭にも植えたいと思った綺麗なバラであるが、迂闊にもに名前を控えてくるのを忘れてしまった。

香りの種類毎にエリアを設けているのは、私にはとてもありがたい。

香りの好みによる占いというコーナーがあり、私がやるとAのFという結果が出た。

お目当てのアロマオイルコーナーへ。

ダマスクローズは、若干手元に残りがあったので、ローズの香りのローズゼラニウムを購入。

然し大きな失敗をしてしまった。

昔、随分凝っていたイランイランを見つけ、買うつもりであったが買いそびれてしまった。

妻がバラの花のお茶を見つけ、喜びの声をあげたので、ついそちらに気を取られてしまったからである。

買って来たバラの花のお茶の色はきれいであるが、香りは昔ドイツに出張した際、買って来た方が随分と良い香りであった。

満足に歩けない私達は頂上駅付近の一部しか回れなかったが、みちぞえに植えてある多種多様のハーブ、ハンモックがおいてある広場等々、12のガーデンがあり、ゆっくり楽しむには丸1日かかるだろう。

イランイランを買いに、またバラの名前を調べにと色々理由をつけて、なるべく早く布引ハーブ園に来たいものだ。

それにしても市街地に素敵なハーブ園がある神戸市民が羨ましい。

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日本穀物協会の食味ランキング

私は米が大好きで、品種を固定せず、色々な品種の味を楽しんでいる。

一種の趣味のようなものだ。

これはと思って買った米が美味しいと、とてもハッピーな気分になる。

このようなことを始めたきっかけは、以前に買った「さがびより」を買ったことに始まる。

美味しい米どころは寒いところということが通説であるが、暖かい佐賀県のお米は、どんな味だろうと思ったことと、「さがびより」というネーミングが気に入り、買ってみた。
興味本位で買った米であったが、これが実に美味しい米であった。

こうなると「さがびより」の氏素性が気になる。

早速ネットで調べたところ、初めて食味ランキングという存在を知り、「さがびより」は「特A」にランク付けされていることを知った。

日本穀物協会によると

米の食味ランキングは、複数産地のコシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種を比較しておおむね同等のものを「A’」、基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B’」として評価を行う。

とある。

要は、「A’」以上のランクの米を買うことが無難であるということだ。

温暖な気候にもかかわらず、「さがびより」は「特A」を取っているのである。

令和3年産米の食味ランキングが3月初めに発表されたが、「さがびより」は12年連続で「特A」を続けている。

12年連続してとり続けているのは、他に北海道の「ななつぼし」の2品種だけである。

佐賀県の農業従事関連の方々の努力の甲斐あって、温暖気候での米の育成ノウハウを不動のものとしたと思う。

ただただ敬服するのみである。

私が見つけた最高傑作の米は「さがびより」だと思っているが、最近では、「きぬむすめ」に遭遇した。

三朝温泉の万翆楼に宿泊した際、美味しい米が「きぬむすめ」であった。

万翆楼で販売していたので、買って帰ったが、調べると「特A」ランクであった。

以来、「きぬむすめ」も購入しているが、鳥取県以外に岡山県の「きぬむすめ」も最近の「特A」ランクであることがわかった。

今年の食味ランキングを見ていると、「きぬむすめ」は鳥取、岡山以外に和歌山、島根、山口で「特A」にランキングされた。

これから、「きぬむすめ」の時代が到来するかと思うと、人ごとながら嬉しくなる。

私が食べた米で、広島の「恋の予感」という面白いネーミングの米が、「特A」にランキングされた。

食味ランキングのデータとして面白いのは、絶対的なブランドを確立している魚沼産の「コシヒカリ」が、平成29年度だけ「特A」から外れていることだ。

食味ランキング表も参考にしながら、新しい米を発掘することは実に楽しい。

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