ソレーネ周南で買い物を済ませ、最後に一回りした時、主悦のすしで、焼いたヒラメのアラを売っているのを見つけた。

頭だけが周囲が30cmと20cmの入れ物にビッシリと入るほどの大きなヒラメである。
こんなヒラメは、美ら海水族館で見た巨大なヒラメに匹敵するのではないかと思われるほどの大きさである。
先ほど食べた美味しいヒラメのアラだろうと思うと、買いたい衝動に駆られる。
値段はアラなので、割高なのかと思う反面、この大きさだと割安なのではないかと、高いのか安いのか判断がつかない。
買うか買わないか迷った末、値切って少しでも安くなるのなら、価格を問わず買うことに決めた。
私の悪い癖で、このような非合理な決め方をよくするが、一種の遊びであると楽しむことにしている。
「もう少し、安くならない?」と店主に訊くと、200円offにするという返事。
安くなったので、買った。
その顛末を聞いていた若い女性店員が、「それなら、私はレジ袋をサービスします。」と言って、買ったヒラメをレジ袋に入れてくれた。
安いレジ袋ではあるが、それをサービスすると言った女性店員のウィットに富んだ対応が気に入った。
海鮮丼を買った時、感じの良い対応をする店員だと思っていたが、その印象は外れていなかったようだ。
ちょっとしたことであるが、気持ちの良い対応で、気持ちよい買い物になった。
帰って、早速食べたが、薄塩で焼いてあり、美味しいヒラメ本来の味を十分堪能した。
