今回の東京旅行では、お気に入りの店を廻ったが、「THE GRAND 47」は初めて訪れるレストランである。
選んだ決め手は、日本の47都道府県の食材を使うというコンセプトが面白いと思ったからである。
店名のTHE GRAND 47の47は、47都道府県を意味しているそうだ。
場所もGINZA SIXの最上階にあり、雰囲気はとても良さそうである。
またドレスコードがスマートカジュアルという、ちょっとしたおふざけ感がある設定も面白いと思った。
ネーミングからどのような食材を使っているか興味があったので、メニューを写真に撮ったので、紹介がてら料理の写真を載せたいと思う。
ノンアルコールの白ワイン

コロナの影響でノンアルコール飲料が品薄になり、このノンアルコールワインも手持ちが少ないと聞いた。
コロナの影響はこのようなところにも及んでいるようだ。
パン

丸い方のパンがメチャクチャ美味しく、私にしては珍しく追加した。
前菜
食材を聞いたが忘れた。

兵庫県産の香住カニのサラダ
そら豆のムースとトマトコンソメのジュレ

初めて食べた香住カニは、身も甘い美味しいカニであった。
一度、一杯分を思い切り食べてみたいと思った。
北海道産仔牛バラ肉プレゼとリドヴォー
春キャベツのファルシィ トリュフの香り

仔牛のバラ肉は、仔牛の顎の部位の肉で、取れる量が少なく希少価値がある肉との説明を受けたが、コリコリとした面白い食感であった。
島根県産甘鯛のポワレ
博多アスパラガスとペアルネーズソース

島根の甘鯛は、言われるまでもなく美味しかった。
特選和牛フィレ肉のポワレ
ソースアルネーズ

当日の肉は山形牛で、こちらも聞くまでもなく美味しかった。
デザート

一応、今回は先月出来なかった結婚49周年のお祝い旅行なので、プレートをつけてもらった。
このレストランを語るには、イチゴのミルフィーユがもっとも話題性があるだろう。

このイチゴのミルフィーユは、あの銀座マキシム・ド・パリのイチゴのミルフィーユを再現したミルフィーユである。
カスタードクリームは、これまで食べたカスタードクリームの中ではもっとも美味しいクリームだろうと思った。
そのカスタードクリームとイチゴの酸味にサクサクのパイ生地は本当に美味しかった。
この味はそう簡単には再現出来そうにないので、何故、再現出来たのか訊いたところ、銀座マキシム・ド・パリから調理人やパティシエが移って来ており、またマキシムの元総支配人を顧問として迎え入れているからであるという返事だった。
その返事で納得したが、それならミルフィーユ以外にコース料理の再現するのではないかという期待を持った。
THE GRAND 47はうたい文句通りの厳選された食材と手の込んだソースとの絶妙なコンビネーションに大満足であった。
もちろん、私のお気に入りリストに入ったTHE GRAND 47である。
